WordPress 用にレンタルサーバーを契約する前に「お名前.com」で独自ドメインを取得しよう

独自ドメインを取得するメリットとデメリット

自分でサイトを管理したい場合には独自ドメインの取得をおすすめします。たとえば、無料ブログサービスを利用することは便利ですが、企業や作品発表をするサイトのように長期的に運営をするのであれば、独自ドメインとレンタルサーバーを利用しておくほうがいいと思います。

というのも、ネットの世界は数年でサービスが入れ替わるからです。現在最大手のサービスが数年後にはなくなっている可能性を否定できません。

いま現在無料ブログサービスでサイト運営をはじめたとして、それが成功し、軌道に乗ってきたとしても、数年後にサービスを提供している会社がなくなってしまえば、サイトのドメインが使えなくなってしまう可能性があります。

そうなると、また新しいドメインでサイトを作らなければなりません。自分のサイトに貼られたリンクはすべて無効になります。検索エンジンにとって、以前のサイトと新しく作ったサイトは別物として認識されるので、検索結果に上位表示していたサイトのランキングが圏外になってしまうことも考えれられます。

長期的なサイト運営を考えているのであれば、自分で管理できるドメインを所有しておくことが、いざというときのためになるのではないでしょうか。

独自ドメインの取得は、安いものなら100円程度から、一般的には700円前後で利用できます。もちろん、サイトの開設には、これ以外にレンタルサーバーと契約して月額料金(350円~1,000円ほど)を支払う必要が出てきます。

よくあるパターンとしては、はじめは無料ブログサービスでサイト運営をはじめて半年くらいようすを見て、うまくいきそうだったら独自ドメインに変更するパターンです。あるいは最初の無料ブログは実験用にいろいろ試すのに使い、2つ目から検索エンジン最適化(SEO)をしっかりと行いつつ運営していくパターンでしょうか。

独自ドメインの取得はそんなに難しいこともなく、10分ほどで契約も済んでしまいます。以下では、これから独自ドメインを取得しようという方のために、基本的な知識を書いてみました。

よければ参考にしてください。

ドメインはインターネット上の住所のようなもの

インターネットはコンピュータのつながりによって成り立っています。したがって、人間の使う言語体系ではなく一定のルールに従った文字列によってやりとりがされています。インターネット上でコンピュータの位置を特定している情報は「IP アドレス」です。これは

123.45.67.89

というような数字が並んでいるだけの情報です。しかし、これでは人間が理解し、記憶しておくことは困難です。そこで、この「IP アドレス」に、人間が読んでもわかりやすい名前を紐付けしておくことになりました。それが「ドメイン」になります。

よくドメインは「インターネット上の住所のようなもの」といわれます。たとえば、「IP アドレス」を地球の経度と緯度と考えれば、「ドメイン」は住所に該当します。現実の東京駅なら

  • 【緯度】35.681382 【経度】139.766084
  • 【住所】東京都千代田区丸の内1丁目

となりますが、さすがに東京駅の場所を経度と緯度で記憶できる人は少ないでしょう。 「経度と緯度」と「住所」はどちらも世界中でたったひとつの場所を指定しています。

同じように、「IP アドレス」と「ドメイン」もインターネット上でたったひとつの場所を指定しています。 ドメインを利用することで、インターネットが人間にとって使いやすい環境になっていますね。

この「IP アドレス」と「ドメイン」とをつないでいる仕組みを「DNS(Domain Name System)」といいます。

NHK ITホワイトボックス 世界一やさしいネット力養成講座 「ネットに弱い」が治る本 (講談社 Mook)
NHK「ITホワイトボックス」プロジェクト
講談社
売り上げランキング: 152,718

URL とドメイン

「URL」と「ドメイン」は混同しやすく、わかっているようでよくわかりません。当ブログのドメインは

http://www.wp-kappa.com/

で、赤字の部分に該当します。

一方、URL は「Uniform Resource Locator(統一資源位置指定子)」の略で、インターネット上でデータや画像、Web サービスといったリソースの位置を特定するために決められたデータ形式です。先頭には「http:」のようにリソースの取得方式を記述します。さらに包括的な概念として「Uniform Resource Identifier(統一資源識別子)」があります。

ドメインは「インターネット上の住所のようなもの」ですが、URL はそれ以外にいろいろなリソースを含めた個別の場所を具体的に指しています。

無料ブログサービスのドメイン

ドメインは Web サイトやブログを作るときには必要です。無料ブログであれば、基本的にサービスを提供している会社のドメインが含まれることになります。

たとえば、はてなブログでは以下のように

http://kappa.hatenablog.com/

赤字の部分には「はてなブログ」のドメイン名が使われ、青字の部分のサブドメインをサービス利用者に割り当てています。もし赤字の部分を消して、自分でドメインを自由に決めたいのであれば、有料の契約にしなければなりません。

独自ドメインの取得は誰にでも可能

独自ドメインは誰にでも取得可能です。年額料金が必要になりますが、それも一般的には700円前後です。

ドメインは階層構造

ドメインは階層構造になっています。一番右側がトップレベルドメイン(TLD)と呼ばれ、「.」(ドット)で区切って左に行くとセカンド、サード、……、というように続いていきます。無料ブログサービスはトップレベルドメインの左に自分で決められるセカンドドメインが割り当てられていました。

トップレベルドメインの種類

トップレベルドメインは、大きく分けて現在3種類あります。

gTLD(generic Top Level Domain)

ひとつは国や地域とは無関係に割り当てられている gTLD(generic TLD) です。「一般トップドメイン」とも呼ばれます。初期のころから存在するのが「.com」「.net」「.org」「.edu」「.gov」「.int」「.mil」の7つ、2000年からさらに「.biz」や「.info」などの新 gTLD が追加されました。

ccTLD (country code Top Level Domain)

国や地域によって割り当てが決まっている ccTLD(country code Top Level Domain) もあります。「.jp」「.us」「.uk」など、原則として該当する国の国籍を持つ者にのみ所有することが許されています。

sTLD (sponsored Top Level Domain)

こちらは2000年の新 gTLD 導入時に新しく作られました。業界団体がスポンサーになってドメインの割り当てを行います。モバイル向けに利用されている「.mobi」は、たまに目にすることがあるかもしれません。

ドメインのルール

ドメインにはいくつかのルールが決められています。

ドメインの管理組織 ICANN

複数の人間によってひとつのドメインの所有権が主張されてしまわないように、ICANN(Internet Corporation for Assigned Names and Numbers)という組織によって全てのドメインは一元管理されることになりました。ICANN から委任を受けた各国の機関が、利用者に対して割り当て業務を行っています。

日本の ccTLD である「.jp」を管理しているのは日本ネットワークインフォメーションセンター(JPNIC)です。

ドメインは早い者勝ち

ドメインの取得はだれにでも可能ですが、その取得方法は「早い者勝ち」です。たとえば、「website.com」というドメインを取得したいと思っても、だれかが先に利用していれば、もう使うことができません。現在の利用者に対してドメインを譲ってもらうよう申請するか、ドメインを放棄するのを待ちましょう。

こういうところはインターネットが公平で、自由な文化で成り立っていることを思い出させます。

ドメインには権利期間がある

ドメインは登録してから最低でも1年間は使用できます。その後は更新して利用を継続するか、ドメインを放棄するかを選びます。自動更新をしておくのを忘れて、ドメインの使用期限が過ぎてしまい、ある日突然サイトにアクセスできなくなった人もいるようですね。

「Whois 情報」の公開

「Whois 情報」とは、ドメインを使っている Web サイトのサーバー管理者情報のことです。どんな管理者であるのか、氏名、住所、連絡先、メールアドレス等の情報を公開しています。

インターネット上で技術的なトラブルが起きた際に、原因を特定して解決するために公開されていました。現在ではそのほかの問題解決にも利用されています。

企業サイトであれば情報公開をしても問題ないですが、個人でドメイン登録する場合には、多くの個人情報を公開してしまうことになります。管理者住所が自宅であったり、固定電話であったりするかもしれません。

そういう個人向けに、ドメインを管理・提供する会社では「Whois 情報代行サービス」が無料提供されていることが多いです。こちらに加入しておけば、管理者個人のパーソナルな情報の代わりに、代行業者の連絡先を公開してくれます。多くの個人情報をインターネット上に公開することなくドメインを利用するために加入しておくことをおすすめします。

独自ドメインの取得方法

ドメインの取得は国内にある ICANN 認定公式レジストラから行います。

InterNIC – Registrar List

とはいえ、直接レジストラのサイトで契約する必要はなく、まずはじめに契約したいレンタルサーバーの会社のサイトへ行き、そちらで独自ドメインでサーバー契約するプランを選択すれば、あとは会社の方で手続きをしてくれるはずです。

有名どころをいくつか紹介します。

安さが魅力のロリポップ!レンタルサーバー

まずは業界最安値の「ロリポップ!レンタルサーバー」。はじめてのレンタルサーバーはこちらで始める方が多いですね。


低価格で利用者も多いさくらのレンタルサーバー

こちらも利用者の多い「さくらのレンタルサーバー」。人気の「スタンダードプラン」は月額515円です。


一番のおすすめはエックスサーバー社

ワンランク上で信頼の置けるエックスサーバーは当ブログも利用中。WordPress を使うなら「wpX」もおすすめです。

レンタルサーバー 高速・高機能・高安定性の【エックスサーバー】

WordPress専用の超高速レンタルサーバー! wpX(ダブリューピーエックス)レンタルサーバー

ドメインだけを取得するなら「お名前.com」が人気

「お名前.com」は多くの方に認知されていますね。わたしは「お名前.com」で独自ドメインを取得し、エックスサーバー社でレンタルサーバーを契約しています。


「お名前.com」で独自ドメインを取得する

「ドメイン取るなら お名前.com   ドメイン取得 年間99円~」サイト
【広告】【意外と知らないIT用語】ドメインって何? お名前.com

「お名前.com」のトップページに行くと

まずは、ドメイン名を検索してみよう!

ドメイン名の検索欄

と書かれている欄があるので、こちらに取得したいドメインを入力して「検索」をクリックしましょう。

取得できるドメインの一覧

取得可能なドメインと金額が表示されます。あとは登録したいドメインを選択して、「お申し込みへ進む」をクリックします。

その後は、住所・氏名・連絡先などの個人情報の入力、支払い方法の選択に移ります。一般的な「.com」でも700円ほどで年間契約ができるのがあります。

申し込みが済んだら登録したメールアドレスに返事が送られてきます。

手続きはこれで完了です。簡単ですね。

さいごに

独自ドメインを取得したらレンタルサーバーと契約してドメインを設定していきます。設定方法はレンタルサーバーの会社のマニュアルがあるので、そちらを参考にしてください。

独自ドメインを取得し、レンタルサーバーと契約したら、できるだけ早くにサイトのドメインを検索エンジンに知らせるようにします。サイトのデザインができておらず、まだ公開できる状態でなかったとしても、ドメインを検索エンジンに知らせておくことは SEO として有効です。

というのも、サイトの信頼性がインターネット上に存在している期間も考慮されるからです。とりあえず、一般公開はしないけれど、独自ドメインでサイトを登録しておいて、少しでもサイトの存続期間を伸ばしておきます。そして、デザインやコンテンツが完成したら SNS などを使って多くの人に知らせていけばいいでしょう。

したがって、サイトのデザインやコンテンツどころか公開する内容や目的すら決まっていなくても、「作る!」と決めた段階でドメインだけは取得し、インターネット上に知らせておいてもいいでしょう。

 

検索にガンガンヒットさせるSEOの教科書
渡辺 隆広
翔泳社
売り上げランキング: 18,088

 

WordPressで加速させる!ソーシャルメディア時代の[新]SEO戦略マニュアル
松尾 茂起
秀和システム
売り上げランキング: 53,193

関連記事

はてなブログのサイトマップを送信してみた

Googleウェブマスターツールに「はてなブログ」のサイトマップを追加してみました。 サイトマップそのものは、たとえばサイトマップを作成-自動生成ツール「sitemap.xml Editor」というサイトでカンタンに作ることはできるのですが…

エックスサーバーの 「mod_pagespeed設定」で Google のサイト高速化ツールをインストールしよう!

エックスサーバー社で簡単に「mod_pagespeed」が使えるようになった 2014年11月17日(月)にエックスサーバー社から新しい発表がありました。サーバー全プランに対して、Google 社の開発・提供している Apache 拡張モジ…

自分のブログの RSS フィードの調べ方

WordPressの場合だと、RSSフィードはすでに用意されているようです。 詳しいことは「WordPress Feeds « WordPress Codex」に書いてあります。全文英語で書かれていますが、真ん中手前にある以下の欄を参考にす…

eo光ネットのファミリーパックなら「多機能レンタルルーター+総合ウイルス対策ソフト+迷惑メールチェック機能+メールアドレス5つ」が月額477円!

eo光ネットなら「ファミリーパック」がおすすめ ケイ・オプティコムのeo光ネットではいろんなサービスがありますけど、それらをセットにして加入できるプランが用意されています。なかでもありがたいのが「ファミリーパック」で、我が家でも利用していま…

WordPress 初心者が「wpX レンタルサーバー」へ移転するときに参照するマニュアルの補足事項

「wpX レンタルサーバー」へ移転してみました。そこで、サーバー移転の初心者である自分がつまずいてしまった点を書いておきます。自分の失敗が、これからサーバー移転を考えている人に役立てば幸いです。 ちなみに以下の内容はレンタルサーバー側の問題…

WordPress の運用に特化した「wpX レンタルサーバー」が初期費用無料キャンペーン中!

「wpX レンタルサーバー」はエックスサーバー社の提供するサービスひとつで、「WordPress の運用に特化したレンタルサーバー」です。 WordPress の運用に特化したレンタルサーバー いままでに無料ブログサービスをやっていてこれを…