「DB Cache Reloaded Fix」を使わないことにしました

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「DB Cache Reloaded Fix」の更新が2年以上行われていない

DB Cache Reloaded Fix」はデータベースへのクエリ数を減らすことで効果的なキャッシュ系プラグインです。書籍でも紹介され、多くのサイトで利用されている有名プラグインのひとつです。

しかしながら、使うのをやめました。

理由は、ごくごく単純に、2012年6月14日以降プラグインの更新が止まっているからです。公式ページで互換性がアナウンスされているのは3.4までで、作者によるWordPress 4.0.1(2014年11月末の最新版)のチェックは書かれていません。

プラグインページで2年以上経過しているのに更新がないときの警告

This plugin hasn’t updated in over 2 years. It may no longer be maintained or supported and may have compatibility issues when used with more recent versions of WordPress. (このプラグインは2年以上更新していません。もはやメンテナンスもサポートもされておらず、最近のWordPress バージョンでは互換性の問題があるかもしれません。)

優れたプラグインであることは、いままでの多くのサイトのレビューを見れば一目瞭然ですが、さすがに2年以上放置されたプラグインを使うことは、WordPress 本体との互換性の問題だけでなく、常に更新されている他のプラグインに影響を与える可能性もあります。古いプラグインが新しいWordPressと不具合を起こす原因になることはありますからね。

それに、セキュリティの面から見ても気がかりです。WordPress 本体もそうですが、プラグインが公開されて、ユーザーの指摘によって脆弱性が発見され、それに対して作者が改善することは一般的なことです。

2年以上更新がないということは、そのセキュリティ・チェックがされておらず、作者の側で安全性が確認されていないことが推測されます。

もちろん、現在でも利用されている方が多くいるようですし、新規に導入されているサイトもあるようなので、明確に緊急性のある問題が発見されたというわけではありませんが。

サイトが遅くなる

複数のキャッシュ系プラグインを併用しているサイトで、このプラグインを入れたら不具合を起こした事例があったようです。

それから、高速化のためにこのプラグインを導入した結果、逆に遅くなることもあります。データベースのキャッシュを行うことで多少の負荷がかかっているようですね。

じつは当ブログでも、このプラグインを使ったら遅くなっていました。速度計測ツールの結果を出しておきますね。

【プラグインあり】

Website speed test(プラグインありの結果)

pingdom では3.75秒

Latest Performance Report (プラグインあり)

GTmetrix では3.68秒

【プラグインなし】

Website speed test(プラグインなしの結果)

pingdom では2.32秒で、1秒以上のロードタイム短縮。

Latest Performance Report (プラグインなし)

GTmetrix は3.35秒なので、0.3秒程度の短縮。

計測結果は時間帯によって変動しやすいので、両方共5回ずつ計測して、その平均あたりの結果を挙げました。いずれにしろ、【プラグインあり】と【プラグインなし】とでは、なしのほうが速くなっています。

まあ、あまりアクセス数のないサイトでは遅くなるのかもしれませんね。

サイトの高速化対策を行うことは、記事やアクセス数が増えてくることで、対処しなければならないことですが、データベースのキャッシュについていえば、このプラグインに頼らなくても他に方法がないわけではありません。

そこで、今回、このプラグインの利用を止めることにしました。

アンインストール方法

さっそくアンインストールすることにしました。手順は以下の通りです。

まずは管理画面からプラグインのページに行って、キャシュを強制削除。次にキャッシュプラグインの「停止」→「削除」という手順ですが、ここで注意点がひとつあります。キャッシュ系プラグインは独自にファイルをディレクトリ内に作ることがあよくあるからです。これも削除しておかなければ、不具合を引き起こすことがあります。

「DB Cache Reloaded Fix 」の場合は「db-config.ini」という設定ファイルを作っていました。

そこでFTPクライアントソフトを使って、「独自ドメイン/wp-content/」に作られた db-config.ini ファイルを削除。これでアンインストール作業は完了です。

データベースのキャッシュは「W3 Total  Cache」で行うことにした

データベースのクエリ数を減らすためのキャッシュ系プラグイン「DB Cache Reloaded Fix」を止めにしましたが、他のプラグインで同じような効果を期待したいと思い、これまた超有名なプラグインを利用することにしました。

W3 Total Cache」です。キャッシュ系プラグインの中では最も多機能かつ高機能で、利用者も多いです。ただし、設定項目が多く、多少の専門知識を要するために、初心者向きではありません。

有名サイトで紹介されているからといって、導入しても、すでに利用しているプラグインやテーマとの相性が悪くてうまくいかない場合もあります。当ブログでも「W3 Total Cache」を導入するにあたって、プラグインの整理を行う必要がありました。

 キャッシュ系プラグインの組み合わせは非常に難しい

今回、「DB Cache Reloaded Fix」をやめることにしましたが、このプラグインで快適に過ごしているサイトも多いと思います。問題なければ、利用をやめなくていいかもしれません。

ただ、冒頭でも書きましたように2年以上更新が止まっているので推奨はしませんが…

そもそもキャシュ系プラグインの組み合わせをベストに持っていくのはきわめてむずかしく、同じ組み合わせであっても、サイトによって使っているテーマやプラグイン、JavaScript などの影響によって利用できない場合が多々あります。

不用意に導入して、有効化したとたん、画面が真っ白になり、管理画面に入れなくなってしまうことも、そう珍しいことではありません。

じつは、今回のデータベースのキャッシュにかぎっていえば、いっそのこと後回しにしてもいいのではないか、と考えています。というのも、他のプラグインとの不具合を避けることはもちろんのこと、じっさいにロード時間が遅くなているからです。

キャッシュ系プラグインについては、本当に組み合わせが難しいので、「とりあえず人気のプラグインだから利用しておく」という方針ではなく「機能と目的を理解してから利用する」方針に変えました。

【参考】

キャッシュ系プラグインがどのような働きをしているかについては、以下のサイトがくわしく説明してくれています(2010年11月24日公開)。

WordPressキャッシュ系プラグインの比較とサイトに適した選び方 | ゆっくりと…

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